主人公
「 どうしてうちのスーパーは人が入ってこないんだ…色んなサイトに掲載をしているのに、全くと言っていい程人が集まらない…何故だ?理由が全くわからない… 」
スタッフ
「 パートやアルバイトの時給が低いんですかね? 」
「 うーん…他のスーパーも同じくらいだと思うけど...とりあえず時給を少し上げて掲載しなおしてみよう 」
「 時給をあげても集まらない…なんでだ!?これじゃ掲載費用ばかりにお金がかかってしまって赤字だ…ッ! 」
「 どこか相談出来る所がないか調べてみよう 」
「 うーん…求人の相談ができそうなところはないなぁ。ハァ…どうしたらいいものか… 」
「 ん?この本…“パートさんを集める技術”?こ、これだっ!!この本を出版している会社なら相談に乗ってくれるかもしれない!探してみよう! 」
「 ふむ…“企業のためのパート・アルバイト採用教育相談室”っていう所か。オンラインで相談できるのか…よし!ここに相談してみよう! 」
赤沼
「 初めまして。企業のためのパート・アルバイト採用教育相談室の赤沼と申します 」
「 よろしくお願いします 」
「 今回のご相談の内容をお聞きしてもよろしいですか? 」
「 今色んなサイトで求人を掲載しているのですが、中々人が集まらなくて… 」
「 なるほど。現在、誰を狙って求人を出されていますか? 」
「 正直誰でもいいです。来てくれるのなら… 」
「 わかりました。特に来てくれて助かるのはどんな人ですか?学生さんなど若くて体力のある方ですか?それともスーパーに詳しい主婦の方とか...定年退職して時間に余裕がある方が良いという企業もありますよ 」
「 出来れば若くて元気な学生さんがいいですね 」
「 求人は誰を狙って、どこに出すかを考えるので、どの求人サイトで出すのかというのはあまり関係ありません。どこに求人を出すのかではなく、誰を狙って出すかで応募件数は変わって来るんです 」
「 そうなんですか!? 」
「 スーパーのパートさんやアルバイトさんは、ご近所に住んでいる方が中心になる思います。その方々を求人の対象とすれば自然と人は集まるはずですのでターゲットを明確にして求人サイトに記載をしてみてください 」
「 わかりました! 」
「 赤沼さんに貰ったアドバイスを元に、ターゲットを記載して、再度求人を募集した。2週間後には応募数が増え何人か採用したものの… 」
「 どうして入ってきて数日で辞めてしまうんだ!!せっかく人が入って来たというのに、これじゃ振出しに逆戻りじゃないか…! 」
「 他にダメな所でもあるのだろうか?…もう一度赤沼さんに相談をしてみよう… 」
「 アドバイス通りに求人を出して、入ってきたのはいいんですが、すぐに辞めてしまって。もうどうしたらいいか… 」
「 そうだったんですね… 」
「 ちなみにですが、新人さんの教育は誰がどのようにやっていますか? 」
「 え、新人の教育…ですか? 」
「 はい 」
「 特に誰がするとかは決めてはないですかね。新人さんには、やりながら見て覚えてもらう感じです 」
「 なるほど… 」
「 新しい人が入ってくる際は、誰が新人さんに仕事を教えるかをしっかり決めてください。教育体制を整えるだけで離職率は格段に変わってきます。シフトも教育係の方に合わせ、あまり適当にしないようにしましょう。何をどの順番で教えるのかも明確にしっかり決めて作業マニュアルを作ってください 」
「 人材を入れることも大事ですが、しかし、応募してくださった方をしっかり教育し指導できる方がいなければ、せっかく来てくれた方も不安になりすぐに辞めていってしまいます 」
「 確かに、今は“見てやりながら覚えていく”なんて少し古いのかもしれない…。大企業とかも新人研修や、教育体制が整っている所が殆どだと聞く…せっかく入ってきた人がすぐに辞めてしまう原因はここだったのか…! 」
「 なるほど…わかりました、スタッフと話し合っててすぐに改善します! 」
「 こうして俺は、再度スタッフと話し合いの場を設けた 」
「 誰が新人の指導役にふさわしいのか、新人が入ってきたらまずは何を教えるか、どういう仕事をどうやってやってもらうか…。詰まってしまった時は、赤沼さんにアドバイスを貰いながら、数週間をかけてしっかりと話し合っ 」
「 そして今は新しいパートさんとアルバイトさんも入ってきて、辞めることもなく続くようになった 」
「 新人の子達も、教育係の指導のおかげで順調に仕事も覚えていっているし…これで安心だな。まさかしっかりとマニュアルを決めてやっていくことでこんなに人手が増えるとは… 」
「 企業のためのパート・アルバイト採用教育相談室の赤沼さんのおかげだな!相談して本当に良かった! 」
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